猫はブログを書かない

迷子猫探し55日間で向き合ったあれこれ。猫を飼うとは。気持ちと向き合うとは。

<迷子猫探し/No.21>地元の人に迷惑がられる(ネコが迷い込んだ民家の住人に交渉する/失踪から40日後)

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捜索期間中は、思わず自宅のそばでもネコの姿を探してしまいました。てんちゃんがいる訳ないのに、、、。

 *****

 

てんちゃんの気持ちに向き合う以前に、とても厄介なこともありました。

 

それは、てんちゃんが一番最初に目撃され、頻繁に出没しているであろう民家の住民に方に、

 

「絶対に敷地に入るな!!!」

 

と怒られてしまったのです...。

 

全捜索期間を通して、むやみやたらに私有地に入るようなことは一切しておりませんでしたが、一番最初にてんちゃんを見つけた時は、早朝で、しかも無我夢中だったので、結果的に勝手にお庭に足を踏み入れるような形になってしまってました。

 

それでも事情を説明すると、そのご家庭の一部の方は理解を示してくれたのですが、私達とその方が話しているだけでも烈火の如く怒るご家族のメンバーがいらっしゃったので、一端その場は引き上げて、後日そのメンバーの方がいないときを狙って、改めてご挨拶に伺いました。

 

もともと現場一帯は、その土地でしか見られない同じ名字のお宅がだだーーっと並ぶ集落で、ただでさえ見慣れない人間がうろちょろしていると目立つ場所でした。

 

かつ、廃屋や空き家も少なくなく、つい最近てんちゃんが出入りしている空き家の1つにも泥棒が何度か入ったばかりとのことだったので、警戒心もマックスの状態だったようです。

 

「◯◯(激おこプンプン丸だった人)は、私達のことを心配しているだけだから、悪気はないんです。ごめんなさい、、、」

 

と逆に謝られてしまってこちらも恐縮しきり、だったのですが、本当はそのお宅の軒先にゴハンを置かせてもらったり、張り込みをさせてもらったりしたかったので、うーーん、困った事態になったなぁと心の中でまた泣きました。

 

とはいえ、こういう時は引くことも大切です。

 

そのおうちの軒先がベストかもしれませんが、手段はそれだけではありません。

 

なにより大切なのは、地元の方の協力なので、イヤだと言っている方の気持ちをねじ伏せてまでやる意味はないと思いました。

 

なので、私達の方も、そのご家庭の嫌がっているメンバーの方の行動パターンをそれとなく把握して、捜索中は極力顔をあわさないように気を遣いました。

 

他にも、実際にてんちゃんの姿を見たことのない人は多く、

 

「この辺りにそんなネコはいないって、何度言ったらわかるの??いつまでうろちょろしているの??」

 

的な対応をされてしまう人もいて、そんな時も心の底から落ち込みましたが、仮に自分が逆の立場だったら、同じような気持ちを抱いたかもしれないなぁと、一生懸命聞き流すようにしました。

 

そして実は本当に不審者と間違えられて、捜査中の私達が、気付かぬうちに捜査されていた、、、という漫画みたいな事実がのちに発覚します。。。

(続く)

 

【今回のポイントのまとめは次の通り】

 

 

<「探させてもらっている」というスタンスを忘れてはいけない>

 

時に、「どうしてもここで探させて欲しい」という強いお願いを申し出る必要もありますが、嫌がる人に無理強いしたり、ケンカしてまでやってもネコは見つからない気がします(むしろ見つけたとしても報告してもらえなかったり、最悪はネコに危害を加えられてしまったりすると思います)。

 

その人にお願いするのが難しいならどうするのか、、、。必死に考えれば、そのうち他の方法も見つかります。ヘンに固執せず、困った目に遭った時はどんどん受け流して次に行った方が結果的に時間の節約にもつながると思います。どうか、凹まないでください...!!

 

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