<迷子猫探し/No.2>警察の管轄は「カイケイカ」(失踪直後、2015年7月3日深夜)
失踪直後、暗闇で立ち尽くすわたくし達に、SAのスタッフの方が「おもちゃみたいなもんだけど、お役に立てれば...」と差し入れてくれたライト。今でもこれを見ると、有難くて感動した気持ちと、あの時の不安な気持ちを思い出して泣きそうになります。
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暗くて探しようがないから、とりあえず関係各所に連絡だー!と、意気込んだはいいけれど、時間は日付が変わろうとする深夜。
保健所もなにもかも、つながる訳がない時間です。
冷静、という割に動揺している自分に気がつき、なんだか情けなくなりました。
それでもとにかく何かにすがりたかったので、犬の保護活動をやっている知人に連絡してみることにしました。
夜遅くまでやっているレストランを経営しているので、つながるだろうと思ってかけてみると、出てくれた!
でも、住んでいる場所がわたくし達が今いる現場から遠く離れているのと、猫ではなく、犬専門なので、そういう意味での横のつながりも知識もなく、こちらもどうしたらいいかわからない、とのことでした。
そりゃそうだよね、、、としょんぼりしていると、
「保健所以外にも、警察にも連絡した方がいいですよ」
とアドバイスをくれました。
動物を見つけても、どこに連絡したらいいかわからないので、とりあえず最寄りの警察署や交番に申し出てくれる人もいるそうなのです。
・・・警察!!
それならこの時間でも電話ができる!!
やることが見つかって、ちょっと元気になったわたくしは、おもむろに110をプッシュしました。
で、
「事故ですか?事件ですか?」
と言われて言葉に詰まる...。
「事故といえば事故なんですが、事件のような気もして...」
とまどろっこしいことを口走るわたくし。
でもオペレーターの人は怒ることもなく、ふんふんと話を聞いてくれ、とりあえず今いる場所の管轄の警察署に連絡してください、と、H署の電話番号を教えてくれました。
その後、H署の当直担当の人に電話をして事情を説明したら、
「わかりました。ではこちらの内容を署内で回しておきます。これ以降は何かあったら『カイケイカ』に連絡してください」
と言われました。
・・・カイケイカ??
なんですか、それは? と聞くと、
「会計課」
だと教えてくれました。
迷子の猫って、「落とし物・遺失物」扱いになり、そういうのは一切合切「会計課」で管理をするそうなんです。
落とし物、、、と言われて、いや、てんちゃんは生きてるんですけど、、、と複雑な気持ちになりましたが、まあ、仕方がないです。
とりあえず発見できたらまた連絡します...と電話を切りました。
ちなみにこの時、警察に連絡を入れておいたことが、後日ちょっとした事件が勃発した時に功を奏することになりました。
(続く)
今回のポイントのまとめは次の通り
<猫が迷子になったら、警察にも連絡を>
110番はやはり緊急の人が連絡すべき場所なので、失踪場所の住所からネットなどで検索して、管轄の警察署に連絡するのがベター。管轄の警察署に連絡したら、「会計課」につないでもらい、猫が迷子になって探している旨を伝えてください。
もしも状況的に管轄所を調べることができなかったり、調べてもわからなかったりしたら、110番にかけても事情を説明すれば対応してくれると思います。
<2016年1月10日追記>
緊急性のない場合は、110番ではなくてまずは「#9110」へかけるといいそうです。管轄署がわからない場合も、#9110で確認してみてください(詳しくはこちらをどうぞ)。
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