猫はブログを書かない

迷子猫探し55日間で向き合ったあれこれ。猫を飼うとは。気持ちと向き合うとは。

迷子猫探し:辛さのドッジボールに意味はない<編集後記No.1>

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フェリシモ猫部さんのサイトより(2016年1月8日 TOPページのキャプチャー画像です)

 

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ひとまず完結したてんちゃんの捜索日記ですが、せっかくなのでこれからは編集後記的(?)に、大変だった55日間を振り返って、改めて迷子猫探しについて冷静になって思うことを少しずつ更新していきたいと思います。

 

ちなみにこのブログ、本日フェリシモ猫部さんのサイトでご紹介いただきました。

 

そうです、このブログにしばしば登場するアニマルコミュニケーターのIさんとは、フェリシモ猫部でこのブログのことを取り上げてくださった岩津さんのことになります。

 

もともとは迷子猫探しで困っている人のお役に立てればと思って張り切って始めたこのブログでしたが、途中から探し方を含め、予想を超えるいろんな問い合わせをいただくようになりました。

 

ただそれらはほぼすべて迷子猫を探すというとてもしんどい精神状態の中から寄せられるものばかりだったので、中には抱えきれない辛さや苛立ちを、私にぶつけることで解消しようとする人があらわれ始めてしまいました。

 

問い合わせに対して返事が早急に来ないことに対する苛立ちや、私から適切な(というか、自分の望む?!)アドバイスがないことに対するクレームなど、毎朝スマホのメールを開くのが怖くなるくらい、届いたことがありました。

 

私が連絡先をご紹介したことで、岩津さんの方にもご迷惑がかかるような事態もおこったりして、それにちょっと耐えきれなくなった私は、問い合わせの窓口を閉じることでこの状況から避難しようと思いました。

 

でもそんな私の様子をみた岩津さんから、

 

「動物たちのありのままの気持ちや現状を受け入れる覚悟が必要だということを改めてみなさんに伝えたい」

 

という趣旨のメッセージとブログ紹介のご提案をいただき、そこでまた私はハタと気がつきました(岩津さんに気付かされるの、いったい何度目でしょうか。。。)

 

自分の辛さは自分で消化するしかない。

 

そもそもは私も、迷子猫探しがどれだけ精神的に大変なものか、そしてそれとどうやって向き合っていったらいいのか、伝えたくてこのブログを始めたはずでした。

 

最も伝えたいことは、岩津さんの連絡先でもなんでもなくて、「しんどいけど、そのしんどさにも原因はあるはずなので、まずはそこに頑張って向き合ってください。そうすれば、解決策も見出せるはずです。応援してます!」ということでした。

 

辛い気持ちや状況は、抱えているのが本当に大変なので、まるでドッジボールの玉を放り出すかのように、誰かにぶつけたくなる時があります。

 

でも投げ出したところでその「玉」は、決してなくなりません。

 

場合によっては更にスピードを増して自分に跳ね返ってくる可能性だってあります。

 

私を責め立てることで猫ちゃんが戻ってくるのであれば、(ちょっと嫌だけど)受けて立つぞ、とも思いますが、もちろんそんな訳はなく、ましてやなんにも前進はしません。

 

もしもそうやって誰かに怒りや愚痴のメールを書く時間とエネルギーがあるのなら、是非ともその分現地に飛んで、1分1秒でも多く猫ちゃんの捜索をして欲しいと思います。

 

色々と精神的にめいる状況が続いたので、でも、始めたからには完結させるぞ、と思って最近はムキになってこのブログを書いていたので、なんだかガッチガチになってしまってました。

 

もしかしたら私のそんな雰囲気が、クレームめいたメールを引き寄せていたのかもしれません。

 

でも、もともと文章を書くことは好きですし、書くことで整理されて改めて反省することもたくさん見つかるので、これからはもう少し肩の力を抜いて、てんちゃんとコルクとの日々で感じたことや、迷子猫探しで思い出したことなどを書き綴っていこうかなと思っております(実はまだてん&コルクは100%完璧に打ち解けていませんし...-_-;;)。

 

このブログは、迷子猫探しで抱えた辛い気持ちを肩代わりしてあげることはできません。

 

でも、向き合い方のヒントは見つけていただけるんじゃないかと思ってます。

  

そしてここで見つけたヒントが、今探していらっしゃる猫ちゃんを見つける手がかりになってくれたらいいなと願っております。

 

 

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