<迷子猫探し/No.15>ペット探しの「チームビルディング」その2(新聞折込広告を入れて、地元の協力をあおぐ/失踪から2週間目以降)
地元の方が書いてくれた「ネコ出没ポイント」のメモ
*****
ちょっと本業がドタバタしていて更新が滞ってしまってましたが再開です。
少しアニマルコミュニケーターの方とのやり取りの話しが続きましたが、リアルな社会(?)の中でも、てんちゃんを探す手だてはアレコレこうじておりました。
【アニマルコミュニケーターIさんについてはこちらの記事もあわせてどうぞ】
なにしろてんちゃんがいなくなった場所は、自分たちの生活圏とは縁もゆかりもない場所。さらに見渡す限り田園風景という途方もない場所だったということもあって、いなくなってからの1ヶ月間は、毎日現場に通っててんちゃんを探しながらチラシを貼ったり手配りで配っても、ほとんど有力な目撃情報があがってきませんでした。
そうなるともうなにをたよりに探したら良いのか途方に暮れるばかりです。
体力も限界だよね、、、ということで、改めててんちゃんがいなくなったことを周知徹底しようと、いなくなったサービスエリアを起点に新聞折込を入れることにしました。
本当は新聞を取っていない家庭も網羅したかったので、ポスティング業者にお願いをしたかったのですが、どの業者に連絡をしても「配達圏外」とのこと(理由:はっきりとは言われませんでしたが、ぶっちゃけ「民家の数が少なすぎて割にあわない」...)。そこでやむを得ず、第2の手段として折り込み広告を選びました。
地域によっては新聞の販売店に直接広告を持ち込むと手配してくれる所もあるようなんですが、うちの場合は失踪場所に土地勘がなくよくわからなかったので、全国の販売店を取りまとめている代理店に連絡をしてお願いをしました。
おそらく代理店にお願いをすると、自分で持ち込むよりも少し割高になると思うのですが、チラシを配りたい範囲と予算を伝えると、プランを割り出してチラシの印刷から新聞販売店への配達まで一括して請け負ってくれるので、うちみたいなアウェーで戦う身としてはとても助かりました。
で、うちの場合は、オス猫が移動する可能性のある距離を考慮して、いなくなったSAから半径2kmのエリアを割り出してもらい、それプラス予算を考慮して配布プランを決定しました。
エリアを割り出す際は、「西側は大きな川があって可能性が低いから、東側多めでお願いします」みたいな要望も伝えることができるので、まずは自分たちで失踪場所の地図を見て、大まかにどの辺に配りたいかを決めてから代理店に伝えるといいと思います。
ちなみに当初は半径2kmの中に5千枚まいてもらう予定だったのですが、2kmの中に5千世帯存在せず(苦笑)、最終的には少し指定エリアをはみ出したかたちで配ってもらうことになりました。
なお、新聞折込をやるメリットは、自分達の手では網羅しきれない範囲にチラシをまけるということと、うちのように高齢者(インターネットはやらないけど、新聞は読む)が多いエリアでの迷子には結構効果があると思うのですが、依頼日から実際に折り込まれるまでにだいたい1週間くらい時間がかかってしまうので、その間に見つかってしまう(もしくは状況が変わってしまう)という可能性もあります。
なので、場合によってはかけた予算が水の泡...ということも考えられるのですが、うちの場合はその時点で全くと言っていいほど手がかりが得られてなかったので、折込代を無駄にする覚悟でてんちゃん失踪から2週間目頃に依頼をかけ、3週間目の週末に折り込んでもらいました(曜日によってチラシへの反応率が違うみたいなので、その辺りは代理店に相談してみるといいと思います)。
そして結論から言うと、3週間目に入れた広告を見た人から、かなり有力そうな目撃情報が得られたので、今度はその目撃場所を拠点に1回目同様、半径2km・5千枚で2度目の折込をかけました。
なんですが...。
結局、この折込であがってきた有力情報は、終わってあとから振りかえってみるとてんちゃんではなかった可能性の高いもので、直接的な効果は得られずじまいでした。
でも、この新聞折込で今回の件を知った方が捜索の協力を申し出てくださり、自主的に早朝4時頃から探し歩くなどして、なんと最終的にはてんちゃんの第一発見者となってくれたのです...!
(続く)
【今回のポイントのまとめは次の通り】
<新聞折込は、万能ではないけれど効果はある>
依頼日から折込日までタイムラグがあるので、決定的な目撃情報が得られる可能性は低いかもしれません。ただ、「ここまで飼い主が真剣にやってるんだから、手伝ってあげよう」と思ってもらえる確率は高いので、逃げたエリアの住民の方の協力をあおぎたい時は効果があると思います。
こちらの記事もあわせて参考に・・・!