<迷子猫探し/No.9>行方不明になったペット探しにTwitter(ツイッター)やSNSは役立つのか?[part2]
帰ってきた直後のてんちゃんの様子。twitter上で「おかえりー!」と、色んな方に反応してもらえてありがたかったです。
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「行方不明になったペット探しにTwitter(ツイッター)やSNSは役立つのか?[part1]」でもふれた、
「猫を探している人は、twitter上で自分の情報をこうやって扱ってもらいたいと思っている」あるある
ですが、それは次の通りになります。これはぜひ、「迷い猫探しで困ってる人を助けてあげたい!」と思っている方に読んで頂きたい内容です。
■闇雲にリツイートしないで欲しい。。。
迷子ネコ情報をリツイートされている方の中には、うちのてんちゃんの情報に限らず、片っ端から色んな迷子猫情報をリツイートされている方が少なくありません。
ただそうなると、タイムライン上の情報が散らかりすぎて何が何だかわからなくなってしまうので、できたら例えば何か1つポリシーを決めてリツイートするといいと思いました(例:白茶猫だけ、北海道で迷子になった子だけ、など)。
「あの子もこの子もみんな助けたい!」と思うのが人情だと思いますが、みんななんとかしようと思うことが、逆にどれにも集中できなくなって、結果全てを台無しにすることもあります。
本当の意味でなんとかしてあげたい!と思うのであれば、徹底的に的を絞って、その猫ちゃんが見つかるまで応援する、くらいの気持ちでリツイートした方がいいです。
■拡散は、公式リツイートでやる
これは先日のこちらの記事とおおいに共通する部分があります。
この中で、情報を拡散するにあたってやらない方がいいことの1つとして、「元ツイートをコピペして自分のツイートとして投稿しない」というものがあげられています。
なぜそれをやらない方がいいのか。
その理由の1つとして今回わたくしが実感したことは、
「発見された後に(本来の情報の発信者が)元情報を消去できなくなってしまうから」
ということがあげられます。
元情報が消せなくなってなぜ困るのかというと
・いつまでたっても個人情報がさらされたままになる(今回うちは携帯番号をさらしていましたので)
・発見後も目撃情報を寄せてくれる人が現れてしまい、ご迷惑をおかけする(実際てんちゃん発見後しばらくは情報を寄せてくれる電話が何件かありました)
という2点があげられます。
なので、自分がつぶやいたものに関しては、発見後にどんどん削除しました。
でも自分がつぶやいたものではないと、自分で消去することができず、つぶやいてくれた方にお願いするしかありません。
今回も、コピペツイートをしてくださった方には、お礼を申し上げて、消去してくださるようお願いして回りましたが、見つかってから数週間を経た今も、まだ放置されたままのものも残っております...。
どんどんタイムラインに埋もれていくだけでそのうち誰も気にも止めなくなるだろうと思うので、気にしないにこしたことはないのかもしれませんが、少々すっきりしない気持ちが残るのも事実です、、、。
・・・こうやって書くと、なんだか文句ばっかり言っているように感じられますが、もちろんtwitterをやったことによって良かったことも沢山ありました。
わたくしが気がつかないような探し方の方法を教えてくれる方がいたり、地元の方で、仕事帰りに見回りに行ってくださったり、発見後にポスターはがしを手伝ってくださったり、、、と、twitter上のつながりだけなのに、色んな手を差し伸べてくださる方が現れて、本当にありがたく思いました。
心折れそうな時にやさしい言葉をかけてくださる方もいて、そういうのも気晴らしというか、前進する原動力になりました。
なので、やってみて無駄になったとは思いませんでした。
ただ、情報が薄まってしまう寂しさというか、山のようにリツイートはされるのに、なんとなく「リツイートされているだけ」な感じも否めず、一向に有力な情報が上がってこない状況を見て、「ネット上の人は、どうせ誰も本気で見つけようとは思ってないんだ。結局最後は自分たちで探すしかないんだ」という気持ちを強くしたのも事実です。
ツイッターは気軽に触れられるのがいい部分でもありますが、それだけに、なにかをやったつもりになってしまう、ちょっと恐ろしいツールでもあります。
行方不明ペットを探している飼い主は、つぶやいたことで満足せず、それ以外の部分でも手を尽くして探すべきだと改めて思いました。
(続く)
【今回のポイントのまとめは次の通り】
<ネットで発信しただけで満足しないこと>
探しているほうは、SNS上で情報発信したら何とかなる、と思わないこと。発信する情報はこまめに状況をお知らせする等して、鮮度を保つこと。「悪貨は良貨を駆逐する」ではありませんが、進展のない情報が自動で何度も投稿されていたりすると、見る方にも「もう見つからないんじゃないの?」という雰囲気が伝わってしまい、全ての迷子猫探しの努力を台無しにする可能性があります。
また、探すのを手伝いたいと思うほうも、「情報拡散したら後は誰かがなんとかするだろう、、、」みたいな感覚は極力捨てて、細々とでもいいから、何かに的を絞って応援することをオススメします。中途半端な親切心は、何の役にも立たないと思っていた方がいいです。
なお、今回のうちの場合は、条件的にSNSの力が発揮されにくいケースでしたが(現場が高齢者ばかりの田舎だった/自分の実際の生活圏とは遠く離れたところだったので、facebookなどリアルで繋がっている友人達に協力をあおぐことができなかった、など)、迷子になった場所が都会だったり、自宅周辺だったりする場合は、SNSでの情報発信は結構有効に働くのではないかな、と思いました。ケースバイケースで活用してみてください。
こちらの記事もあわせて参考に・・・!