猫はブログを書かない

迷子猫探し55日間で向き合ったあれこれ。猫を飼うとは。気持ちと向き合うとは。

<迷子猫探し/No.8>行方不明になったペット探しにTwitter(ツイッター)やSNSは役立つのか?[part1]

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てんちゃんが逃げたエリア。このとても広い夕焼けをみては何度も何度も途方に暮れました。

 

*****

 

今回のてんちゃん探しでは、当初私たちはあんまり積極的にネットでの呼びかけを行なうつもりがありませんでした。

 

というのも、てんちゃんが迷子になった高速道路のサービスエリアとその周辺の集落一体は、延々と続く水田・畑・牛舎...などの間に民家が点在する土地で、そもそも人口自体もとても少なく、チラシを配って歩いても行き当たるのはかなりご高齢な方ばかりだったので、どう考えてもそういう方達がSNSで情報収集をしているとは思えず、逃げた直後から3週間くらいまでは、一切ネット上での情報発信をしておりませんでした(そのかわり、新聞はとってるだろうと踏んで、折込チラシは何回か入れました。それについてはまた後日)。

 

それでも途中で、「もしかしたら誰かに保護されて、里親に出されてしまうかもしれない」ということに気が付き、この部分を網羅するにはやはりSNSが必要だということで、twitterのアカウントだけは取得して、てんちゃんの迷子情報を発信しました。

 

ただやはり最初の読み通り、結局最後までネット経由では決定的な情報は全く上がってきませんでした。

 

それをふまえた上で、わたくしが思った、迷子猫探しにおけるtwitterの有効な使い方は次の通りです

 

迷子の猫を探す時の、twitter使用ポイント

 

まず、発信者(探している張本人)は、

 

■チラシと同様、簡潔な内容のテンプレートを用意して、写真と一緒に定期的にツイートする(1日数回、ソフト等を使って自動で流れるよう設定する)。

文言例「白茶猫探してます/5kg/名前:てん/去勢済オス/△△県◯◯町××サービスエリアで行方不明」

・・・この時重要なのは、必ず県名を入れるということ。地元の人は市や町名だけでどこのことかわかりますが、そうじゃない人にとっては県名がないと、ぱっと見てどこで探している情報なのかわかりにくいです。

 

■テンプレートを自動で流しているだけで満足しない。日々の調査状況も、たまにはつぶやく。

テンプレがぐるぐる流れてくるだけだと、またかって感じがして、見る方も情報を重要視しなくなります。「まだ諦めないで本気で探しているんだ!」ということを伝えるためにも、たまには実況中継を差し挟んだ方が臨場感が出ます。また、進展があった場合は、テンプレートの文言を修正することをおススメします。

 

■アカウントは、自分の猫を探すためのものとして徹底する

意外と多いのが、「飼い猫を探しています」という方が、自分の迷子猫情報のツイートの合間に、他の迷子猫や里親募集情報をリツイートしているケースなんですが、これだと自分の猫の情報が薄まってしまいます。また、見る方もどの情報に集中していいのかわかりにくくなってしまいます。同じ立場の身として、他の猫ちゃんの情報が気になる気持ちは痛いほど理解できますが、もしそういった情報の拡散をお手伝いしたいのであれば、もう一つ別にアカウントをとって、自分の猫の情報とは区別して扱った方が、それぞれ意味のあるつぶやきになると思います。

 

■情報発信するだけでなく、「探すツール」として利用する

わたくしは定期的に「◯◯町 白茶猫」などと検索画面に入れて、てんちゃんに関する情報をつぶやいている人がいないか探していました。とくに逃げたエリアにお住まいの方には、(失礼を承知で)積極的に絡むようにしました。

 

また今回、自分が迷子猫情報を発信する側に回ってみて感じた、

 

「猫を探している人はtwitter上で自分の情報をこうやって扱ってもらいたいと思っている」あるある

 

もいくつかあるのですが、これについては、この後のpart2でご説明したいと思います。 

(続く)

 

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