<迷子猫探し/No.28>詰まらないてんちゃんとの距離を別角度から考えてみる(動物プロに相談してみる/失踪から45日以降)
てんちゃんに近付くのは、基本的にこの距離が精一杯でした(画面中央少し左寄りの豆粒みたいなやつがてんちゃんです)。
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どうしても詰まらないてんちゃんとの距離にしびれを切らし、アニマルコミュニケーターIさんに相談しよう、となった時に、ふと旦那が、
「そういえば、ペットタレントの会社で犬猫のトレーナーをやってる人がいるのを思い出した!」
といまさら言い出したので(笑)、とりあえずその人に連絡を取ってみることにしました。
アニマルコミュニケーターIさんから受けた話を含めて、今までの1ヶ月半に起こったあれこれをお伝えすると、その人(仮にAさんとします)は開口一番
ネコを擬人化して考えすぎ。
ネコを捕まえるには、最初の1週間が勝負。
逃げて1週間くらいだと、ネコの方もパニックになっているから、見つけてもうずくまって動けずにいてすぐ捕まえられるか、飼い主の顔をみたら駆け寄ってくるかするけれど、それ以上時間が経ってしまうと野生化します。
捕まえようとするあなた達になびく方が楽か、このまま外にいる方が楽か、天秤にかけているだけだから、あなた達についてきた方がラクに生きられるよ、ってことをネコに見せてあげないと捕獲は無理だと思う。
と言われて、ちょっと面食らってしまいました。
Aさんが言う、「擬人化しすぎ」というのは、これらのことを指していて、
そこまでネコは考えてない、ってことなんだと思います。
わたくしは正直言って、その意見には100%は賛同できず、聞いた当初、少々憮然としてしまいました。
ただ、見つめ方のアプローチが違うだけで、アニマルコミュニケーターIさんが言っていることと、このAさんが言っていることにはかなりの共通点がありました。
例えば逃げて1週間が勝負だ、という話。
アニマルコミュニケーターのIさんが、逃げた直後のてんちゃんにコンタクトを取ってくれた時は、てんちゃんは(透視の世界の中で)Iさんにしがみつくようなそぶりを見せたそうですが、1ヶ月経った時点で改めて見てもらった時は、「もうノラで生きてく決心をした」とてんちゃんはIさんに告げたそうです。
それを、動物の単なる習性として捉えれば、「アタマで色々考えたわけではなくて、単に野生化が始まっただけ」ということなのかもしれません。
いずれにしても、どんな原因があるにしろ、今のてんちゃんにはうちに帰ってくる気持ちが希薄で、それが距離として現れてしまっている、ということが改めてはっきりしました。
そして、私自身は、ネコも人間と同じようにものを考え、感情を持って生きている、と確信してはいるものの、だからといって感情だけに流されて、いろんなことを小難しく考えるのは良くない、と少し気持ちを新たにもしました。
そういう意味で、動物を動物と割り切ったこのAさんのアドバイスも、私たちにはとても有効だったと思います。
(続く)
【今回のポイントのまとめは次の通り】
<耳障りの悪い話も一回飲み込んでみる>
最終的には、物事はポジティブに捉えるべきだと思っていますが、自分にとって都合のいいことだけ聞く、もしくは、聞きたいように曲解して受け止める、というのはちょっとちがうかな、と思ってます。
私も最初、Aさんに「ネコにそんな感情はない」とぴしゃーっと言われた時は、一瞬頭に血がのぼって、ちょっとショックを受けましたが、でも、冷静になって話を聞いてみると、決して間違ったことを言っている訳でもないということが見て取れたので、理性を取り戻すきっかけにもなりました。
迷子ネコを探していると、ある一定の方向や自分の思い込みにどんどんはまっていってしまうことがありますが、そういう時、自分を現実に引き戻してくれるのは、こうやってダメだしをしてくれる存在なのかもしれません。
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