<迷子猫探し/No.10>アニマルコミュニケーターは迷い猫を探せるのか(てんちゃんを透視してもらう/失踪中全期間)
ドライブ中のてんちゃん。だいたいいつもこんな調子で車に乗っていたので、わたくし達もすっかり安心してしまっておりました。
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わたくし達は、てんちゃんが逃げた直後から、動物とコミュニケーションがとれるという「アニマルコミュニケーター」のIさんにお願いして、てんちゃんの状況・気持ちを数回に渡って透視してもらっていました。
「アニマルコミュニケーター」とは
スピリチュアルなレベルで動物とコミュニケーションがはかれる人。わかりやすい例でいうと、「天才!志村どうぶつ園」のハイジさん が有名です。
・・・いきなり話がうさん臭くなったでしょうか。
そうですね、もうここから先、信じるか信じないかはあなた次第、という世界になってきます。
なので興味のない方、信じられないという方は、ここでページを閉じてもらった方がいいと思います。
ただわたくし達は、実際にIさんが透視によって提供してくれた情報によって、てんちゃんを見つけ出すことができました。
1ピースだけど、大きなピース
正確に言うと、Iさんの情報は完璧なものではなく、それだけでは決定的な状況打破にはつながりませんでした。
言ってみればパズルのピースの大きなものの1つ、みたいな感じで、Iさんがもたらしてくれたものと、自分達が実際に物理的に集めてきたこまごました情報、それらを全部組み合わせて1つの絵を作ったら、てんちゃんにたどり着くための暗号が解けた、みたいなものでした。
「透視なんてデマだ」と、簡単には片付けられない、本当にてんちゃんとコミュニケーションをとっているとしか思えない情報を、Iさんからたくさん受け取ったことで、わたくし達は一歩ずつてんちゃん発見に近づくことができました。
何よりそれで一番大きかったのは、てんちゃんの気持ちの部分をおしえてもらったことでした。
実はてんちゃんは、行方不明になってから1ヶ月後には、逃げた場所からほど近いところで発見され、無事でいる姿が確認されていました(この発見場所も、見つけてみれば、Iさんがてんちゃんの目を通して透視で描写してくれた場所そのものでした)。
でもそこから全く距離が詰まらなかったのです。
わたくしとダンナを、遠くからものすごく悲しそうな思い詰めた目で見つめているものの、少しでも距離が近づこうものなら脱兎のごとく逃げてしまい、どこに消えたのかわからなくなってしまう...。
そんな歯がゆいことが何日も何日も続きました。
そこで改めてIさんにお願いしておしえてもらったてんちゃんの気持ちは、今思い出しても涙が出てくるほど壮絶なもので、Iさんからは、わたくし達がそこにきちんと向き合って、それにてんちゃんが納得しない限りは、その距離は絶対に詰まらないでしょう、と言われました。
そこからがもう本当に大変で、もしかしたら今回の捜索活動の中で最もキツかった部分かもしれません。
てんちゃんの気持ちを考えるとかえって逆効果で、やっても無駄かもしれない...とIさんには言われましたが、他にすがれるものもなかったので、捕獲器の設置もしました(しかも2台も)。
でも何日置いても、思った通りと言うか、やっぱり入ってくれませんでした。
距離も一向に詰まらず、もう無理だよ、、、と投げやりな気持ちになりましたが、もし本当に諦めるにしても、最後にてんちゃんには、どれだけわたくし達がてんちゃんのことを大切に思っていたかを伝えておきたいと思い、必死に食らいつきました。
そうしたら・・・。
最後はてんちゃん、自ら進んでわたくし達の前に姿を現してくれたんです。
1ヶ月間、あんなに逃げ惑っていたのに...!!!!!
思いが通じた瞬間でした。
・・・という訳で、ここからしばらくは、Iさんが今回の捜索期間中どんな情報をもたらしてくれたのか、迷子になっていた間てんちゃんはどんな気持ちを抱いていたのか、それに対してわたくし達はどう向き合ったのか、そもそもなんでIさんと知り合ったのか、等々をお話ししたいと思います。
(続く)
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