猫はブログを書かない

迷子猫探し55日間で向き合ったあれこれ。猫を飼うとは。気持ちと向き合うとは。

迷子猫探し:捜索中、嫌な目にあったらどうするか<編集後記No.8>

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てんちゃんの好きなこと:紙ちぎり(一切食べず、ちぎったそばから全部まき散らします...)

 

*****

 

行方不明になったペットを探していると、嫌な目にたくさんあいます。

 

差し出したチラシを受け取ってもらえなかった。

餌付けの場所を作ったら迷惑がられた。

ポスターを貼ったら苦情がきた。

 

等々...。

 

お問合せくださる方の中にも、時々そういったことについて、だーーーーっと愚痴を羅列して、「私はこんなに頑張ってるのに,どうしてみんなこんな酷い仕打ちををするのか!」と、怒りのメールを送ってくる方がいらっしゃるのですが、厳しいことを言わせていただくと、

 

それらは全部当たり前。辛く当たられて当然

 

なんです。

 

なんでもない日常生活を送っていると、基本的には気心の知れた相手とだけコミュニケーションをはかっているので、そもそもお願いしにくいことをお願いするという局面はそうそうやってきませんし、やってきたとしても日頃の付き合いがあるので、あっさり無視されたり、ケンモホロロに断られるってことはあんまりないと思います。

 

だから、「人は、お願いすれば手伝ってくれるもの」と思っている人も多いかもしれませんが、でも、迷子猫探しはそうは簡単にはいきません。

 

逆の立場になって考えてみれば良くわかると思いますが、例えば道ばたで突然見ず知らずの人が、なんだかよくわからない石が写っている写真を見せて、「これを探すのを手伝ってくれませんか??」と言ってきたら、コワイ!って思いませんか??

 

この「石」を、「猫」に置き換えて想像してみてください。

 

猫だとまだ話はやわらぐかもしれませんが、世の中、猫に興味のない人、そもそも嫌いな人は山のように存在します。

 

ましてやそれが見ず知らずの赤の他人のものだったら。

 

そんなの、協力してもらえなくて当然、迷惑がられて当然、ですよね。

 

そんな状況を、どうやってオセロの駒をひっくり返すように、好転させていけるか。

 

それとの戦いが、猫探しのキモといっても過言ではないと思います。

 

うちもてんちゃんを探している途中でこんなことがありました。

 

 

それ以外にも、山のように「人って冷たいなぁ、、、」って思う出来事に遭遇しました。

 

でもそれもこれも、元をただせば、私たちがてんちゃんを行方不明にしなければおこらなかったこと。誰のせいでもない、自分たちのせい、なんですね。

 

だからもし嫌な目にあってしまったら、そういうもんだと思って、まずはあんまり深く考えないようにすることをオススメします。

 

そして、それ以外の方法でできること、協力してもらえる人はいないか、全力で考えてみてください。必ず代替案は見つかります。

 

うちも結局↑のおうちがダメならと、逆にそのおうちにてんちゃんが寄り付かないように、それ以外のところにゴハンをいっぱい置かせてもらって、てんちゃんが自分たちの望む方向にやって来てくれるようになんとか誘導しました(結果、なんとか最後まで苦情があったおうちの敷地に入らずに済みました)。

 

また、相手にしてもらえないことは百も承知の上で、当たって砕けろの精神をもって、でも自分たちができる限りの丁寧さをもってお願いをし、それでもし、どんなに小さなことでも協力してもらえたら心の底から感謝の気持ちをお伝えして...を地道に繰り返していると、いつの間にか協力してくれる人も増えるはずです。

 

とにかく、嫌な目にあったときは、あまりそこにはフォーカスせず、(難しいかもしれませんが)気持ちを切り替えて、淡々と乗り切ってください。応援してます・・・!!

 

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