猫はブログを書かない

迷子猫探し55日間で向き合ったあれこれ。猫を飼うとは。気持ちと向き合うとは。

迷子猫予防:飼っている猫が迷子になってしまうかもしれない最も危ないタイミングとは<編集後記No.33>

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あったかくなってきましたが、てんちゃんにはまだ物足りない温度のようです。

 

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このブログを始めて約半年経ちましたが、お寄せいただく迷子猫相談メールの中に、ちょっと目立つ傾向があることに気がついたので、今日はそのご紹介です。

 

メールをお寄せくださるのは圧倒的に女性が多いのですが、中でも特に、

 

「出産間近です」

 

という方が結構いらっしゃいます。

 

それも、臨月付近で、あと1ヶ月ほどしたら予定日です、という共通点があるのです。

 

そういう方はみなさん、体調は気になるけど、いなくなった猫のことも心配で、出産準備と平行して一生懸命探しているとのことですが、とにかくまずは、ご自身とお腹の中の赤ちゃんのこと第一に、無理はしないでいただきたいと思っております。

 

それを踏まえた上で、やはりわたくしが思うのは、環境が変わる、ということを猫は敏感に察知しているんだろうな、ということです。

 

子供が生まれる、ということは、人生でも1、2を争うビッグイベントだと思うので、そこに対して意識が集中するのはとても理解ができることです。

 

ただその時に、飼っている猫ちゃんに対しての気持ちがおろそかになっていないか、改めて気遣ってあげてもらえたらな、と思います。

 

人間と猫、どちらが上で、どちらが下、ということではありません。

 

それまで家族として一緒に暮らしてきた猫ちゃんは、これから生まれてくる赤ちゃんと同じくらい大切な存在です。

 

出産準備等でばたばたしてしまい、大変なのは分かりますが、そんな時こそ、猫ちゃんに対しても、しっかり愛情を注いであげて欲しいと思います。

 

これから新しく家族が増えること、その家族含めて、みんなでこれまで通り、仲良く暮らしていきたいと思っていること、を、猫ちゃんに向き合って、きちんとお話してあげてください。

 

子供が生まれてくるドタバタな状況の中で、そんな暇も余裕もないよ、、、という人は、(キビシイ言い方になりますが)そもそも猫なんて飼う資格はないと思います。

 

動物を飼うって、そんな甘いものではありません。

 

今、既に猫ちゃんが失踪してしまって探している、という方を責めるつもりはありませんが、慌てて探す前に、まずは根本的に自分が飼い猫に対して最近どんな接し方をしていたのか、落ち着いて振り返ってみることをオススメします。

 

その中に、原因の糸口があるかもしれませんし、それが分かると、探し方のアプローチもみえてくるかもしれません。

 

そしてもし、これをご覧の出産間近の猫オーナーさんがいらっしゃいましたら、改めてもう一度、丁寧に猫ちゃんと接してみてください。

 

いなくなってから、存在の大きさに気づくのでは遅すぎます。

 

どうか猫ちゃんとのひとときも、お腹の中の赤ちゃんをいたわるのと同じくらい、大切にしてあげてください。

 

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