迷子猫&ノラ猫保護対策:猫の居場所を明かさない方がいい理由とは<編集後記No.28>
今でこそ穏やかな顔つきのてんちゃんですが、野良時代はやっぱり結構険しい顔をしてました。
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最近時間がある時にぼんやり眺めてはなごませてもらっているサイトに、punkumaさんという方のインスタグラムがあります。
猫達の躍動的な写真がとても素敵なアカウントです。
そこに添えられているハッシュタグに
「#僕らの居場所は言わにゃいで」
というものがあり、最初はどういう意味だろう???と思ったのですが、
外で暮らす猫達の居場所を公開すると、その情報は捨て猫や連れ去りを助長することになります。
というpunkumaさんの書き込みをみて、なるほどなぁと思いました。
ようは、「○×町の△■公園に野良猫がいるよ」という情報を耳にすると、そこに猫を捨てにいく人がいるそうなんですね。
捨てにいくだけならまだマシ(?)な方で、そこにいる野良猫たちに危害を加える人もいるそうなんです。
にわかには信じがたい話しではありますが、自分がてんちゃんを探していた時のことを思い出すと、理解できる気がしました。
てんちゃんを探しているとき、私たちはtwitter上などで探している町名や具体的な場所を掲載して情報提供を呼びかけておりました。
でも無事でいる具体的な居場所が特定できてからは、「特定できた」という事実含めて、ネット上で情報を公開することはしませんでした。
というのも当時のてんちゃんは、飼い主である私たちの姿を見ても逃げ惑ってしまう状況にあったので、例え良心からの行動であったとしても、まずはてんちゃんを刺激することなくそっとしておいて欲しいと思ったからです。
また、てんちゃんに危害が加えられてしまったり、(根は人なつこい子だったので)誰かに連れ去られてしまっても困ると思ったからでした。
結果、状況をご存じない方には少々ご心配をかけることにはなってしまいましたが、最後までてんちゃんは最初に発見されたエリアから逃げ出すことなく(また連れ去られることもなく)無事保護することができました。
そう思うと、地域猫のお世話をしている方達が、そこで暮らす猫ちゃんたちをそっとしておいて欲しいと思う気持ちは理解ができます。
かわいいにゃんこたちを見ると、つい誰かに教えたくなってしまいますし、そういうことを伏せないといけない世の中っていうのもちょっと寂しいものがありますが、猫ちゃんたちの命を思ったら仕方がないことなのかもしれません。
そして、うちがてんちゃんを探していたときと同じように、居場所が分かっているけどなかなか捕獲ができない、という状況にある迷子ネコオーナーさんにも、猫ちゃんの居場所は伏せておくことをオススメします。
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