迷子猫対策:逃げた動物を追うには<編集後記No.27>
すきま好きてんちゃん(箱はあんまり好きじゃないのに/本日の話題に全く関係のない写真ですみません、、、)。
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少し旬が去った話題で恐縮なんですが、シマウマが捕獲失敗されて溺死してしまった事件、衝撃でした。
このニュース、シマウマが亡くなってしまったこともさることながら、逃がしてしまった農場にこういう事態に対する確たる対処法が準備されてなかったように見受けられることにびっくりしてしまいました。
いや、もしかしたら農場の人たちも色々策を講じていたのかもしれませんが、ニュース映像を見る限り、シマウマを捕獲しようと悪戦苦闘していたのは主に警察官でした。
そして全体的に人間サイドが慌てふためいているようにしか見えず、あんな状況ではシマウマはより一層逃げたくなっただろうなと思います。
この時、タレントの武井壮さんに捕獲依頼があったそうです。
それをテレビのワイドショーではちゃかすように取り上げていて、私も話しを聞いた当初は「ほんまかいな」と、同じようなことを感じてしまったのですが、武井さんの
「こんなことになるなら行って優しく捕獲できてたら良かった。。。」
という言葉を聞いて、この人はもしかしたら本当に動物をバカにせず、きちんと向き合える人なのかもしれず、もし本当に武井さんが出向いていたら事態はもっと違った結末をむかえていたかもしれないな、と思いました。
逃げる直前にどんなことがあったか思い出してみる
とにかく、動物はモノじゃありません。語りかければその動物なりのやり方できちんと応えてくれます。
最近よく、
「色んなことをやりつくしたけど、あとなにかやり忘れていることはありませんか??」
と、飼い猫を探している飼い主さんからご質問頂くことがありますが、そんな時わたくしは
「逃げる直前のことをよーーく思い出してみてください。なにか猫ちゃんにストレスになるようなことを言ったりやったりしませんでしたか??」
と返しています。これは自分の経験にも基づいています。
そう伺うと、
「実は日頃から、『デブだ』ってなんの気なしに言ってしまっていました、、、」
と思い出されるケースがあります。
そういった言動が迷子の原因の全てだとは思いませんが、一端であることは間違いないと思っています。
また捕獲する時も、動物の気持ちを無視して力づくて捕まえようとしても、絶対に距離は縮まらないと思います。うちもてんちゃんを探しているとき、最後の最後、ここが一番苦労した所です。
そんなこんなを、このシマウマ事件を見てまた思い出しておりました。
動物には言葉は通じない、なんて思わないで、是非沢山語りかけてもらえたらな、と思います。
動物が言葉で返してくれることはないけれど、彼らには必ず伝わっています。
そうやって心を通わせることができれば、こういう事件は減っていくんじゃないかな、と思ってます。
あのシマウマが、天国で安らかでありますように。
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