迷子猫予防:自分がやられていやなことはネコにもしない<編集後記No.24>
朝、わたくしを起こしにきたコルクに、てんちゃんにもご挨拶して〜と言ったら、ふごふごしてくれました。
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野良だった時代の名残か、てんちゃんはゴハンの食べ方がとても下手で、かつ、いまだに結構な勢いでガツガツ散らかしながら食べます。
そして昨日はお昼寝に飽きたタイミングとお腹がすいたタイミングが重なってしまったのか、夕方結構なテンションで家の中ではしゃぎまくっていました。
その流れでゴハンをあげたからか、いつになく勢い込んでゴハンを食べてしまったらしく、食べ終わった直後に、突然ケッポリと食べたばかりのフードを丸々吐き出してしまったのです。
えっ?!
とビックリしつつも、あまりの豪快な吐きっぷりに思わず笑ってしまいそうになったのですが、てんちゃんはその場から大慌てで逃げて、テーブルの下にもぐり込んでしまいました。
のぞいてみると、明らかに吐いてしまった自分に動揺しつつ、どうしてこんなことをやってしまったんだろうという顔をして、うずくまってしまってます。
その様子を見て、いや、笑っちゃいかん、と思い、さらにはなんだか切なくなってしまいました。
私だって、人前で食べたものを突然吐いてしまったら、恥ずかしい気持ちで一杯になるし、その場をどう取り繕ったらいいのか泣きたくなると思います。
てんちゃんの様子を見て、それはきっとネコも一緒なんだろうな、と思いました。
それからしばらくてんちゃんはわたくしの足下にぴったりくっついて、じーっとうずくまったまま動こうとしませんでした。
なので、てんちゃんの背中をさすりながら、
誰だって吐くことはあるよ。
気持ち悪くなったら吐いたっていいんだよ。
吐いたって誰も困らないし、気にしてないよ。
と話しかけました。
つくづく、吐いた直後にとっさに笑わなくて良かったと思いました。
その後てんちゃんは、さっき自分が吐いてしまった現場をくんくんとチェック。
もうきれいに片付けたから、気にしなくていいんだよ、っていうか、お腹すいてるよね?ゴハン、もう1度食べてみる??
と聞くと、にゃーーといいながらいつもゴハンを食べている場所に一目散にかけていったので、改めて仕切り直してゴハンをあげると、ぺろりと食べ、今度は吐くこともなく、のんびり毛繕いをはじめてくれました。
ネコだって、分かってるんですよね。
自分がされて嫌なことは、決してやってはいかん。
改めて思った出来事でした。
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