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迷子猫予防:オス猫によくある病気の予防&治療について<編集後記No.18>

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術後、なかなか毛が生えそろわなくて痛々しかったてんちゃんのおしり。

 

*****

 

てんちゃんはうちに来て約半年後に去勢手術をしましたが、その手術がキッカケとなって、尿道結石にかかっていることが発覚しました。

 

去勢手術からは1日ほどで退院してきたのですが、どうもお尻まわりから異臭がする。そしておトイレに頻繁に座るんだけど、おしっこもうんちもせずにすぐ出てくる、、、。

 

何となく元気もなかったのですが、まあ、お尻周りを手術をした訳で、そんなものかな、と思っていたのですが、どう見ても様子がおかしかったので、改めて病院に連れていきました。

 

すると最初は

 

「術後の傷口のせいですよ」

 

とのことで、そのまま帰されたのですが、帰宅後、普段座らないような場所でじっとうずくまったまま動かなくなり、ゴハンもお水も一切受け付けなくなってしまったのです。

 

ほぼ丸1日飲まず食わずだったので、せめてお水だけでも飲んで...!と顔に近づけても、ぷい、と横をむく。

 

あまりにも心配になったので、人間の赤ちゃん用の電解水とスポイトを買ってきて口に押し込もうとしたんですが、いやがって飲んでくれません。

 

これ、どう考えても去勢手術のせいだけじゃないよ、と、もう一度病院に掛け合って、なかば押し掛けるようにてんちゃんを診察に連れていきました。

 

すると、最初の時とは別の先生が出てきて、てんちゃんのお尻周りをみるなり、

 

もしかして...!!

 

結局膀胱を調べてもらったら、大量の結石が詰まっていて、お腹を圧迫すると、ものすごく大量のおしっこがぴゃーーーーっ!!!っと出てきたのです。

 

何度もトイレに座っていたのは、おしっこがしたかったからなんですね。でも結石のせいで出せなかったんです。

 

それで身体がおしっこでパンパンになってしまい、何にも食べられなくなってしまってた、、、。

 

そりゃ、スポイト、いやがる訳です。

 

その時点で急性の腎不全状態に陥っており、

 

「あと1日遅かったらあぶなかったかも」

 

とのこと...。

 

結局その場で即入院ということになってしまいました。

 

そこから最終的に退院できるまで、1ヶ月。

 

(迷子事件ほどではありませんでしたが)色んなことがありました。

 

でもこの時再発防止のための手術をしておいたので、てんちゃんは真夏の暑い盛りの過酷な迷子生活をなんとか乗り切れたんだと思います。

 

基本的にオス猫ちゃんは結石になりやすいと言われています。

 

シグナルは、

 

*何度もトイレに行く

*でも何も出ている様子がない

 

が一番わかりやすいかと思います。

 

おしっこが全く出なくなってからは、(体格差にもよりますが)一刻を争います。もし少しでも様子がおかしいな、と思ったら早めに病院に相談してみてください。

 

ほか、あまり水分を摂らない子もおしっこの濃度が濃くなってしまってなりやすいようなので、ゴハンに少し水分を混ぜるなりして、対策を練っていただけたらと思います。

 

おしっこでなくて身体パンパンて、、、考えただけでもツライです。

 

あの時、気がつけて本当に良かったと思ってます。

 

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